11月19日、読売日本交響楽団のソロ・コンサートマスター、
藤原浜雄さんのリサイタルが紀尾井ホールで行われました。
藤原さんは、オーケストラでの多忙な活動の傍ら、
夫人の三上桂子さんのピアノで、ソロ活動も積極的に取り組んでいます。
曲目は下記の通り。
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第8番
エネスコ:ヴァイオリン・ソナタ第3番「ルーマニアの民俗様式で」
J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番
チャイコフスキー:憂鬱なセレナーデ
サラサーテ:カルメン・ファンタジー
オケプレーヤーの方の演奏は、ソロだと少し控えめに聞こえてしまうこともあるのですが、
藤原さんはまったく違いますね。とても熱い。
超絶技巧が冴えるのですが、決してクールにならず、
どのパッセージにも熱い血が通っているように感じます。
表現の振れ幅も大きく、やさしいカンタービレから火の出るようなアクセントまで、
聴き手をぐいぐいと引っ張っていきます。
アンコールはブラームスのソナタ第2番第2楽章、サラサーテの「アンダルシアのロマンス」、
どちらも素敵でしたが、最後に弾かれたパガニーニのカプリス第24番が・・・
なんとピアノ伴奏つきだったのです。
これは藤原さんの師匠、ジョセフ・フックスの妹で、ヴィオラ奏者のリリアン・フックスの編曲。
この演奏は、来月のモーストリー・クラシックDVDでもご覧いただける予定。
どの曲が収録されるかは、お楽しみということで。 (志)


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